「腱引き(けんびき)」とは 腱(すじ)や筋肉のズレを手わざを用いて正しい位置に戻すことで快適な体調にする療法です。
ルーツは古武術「柳生心眼流」の活法*で 300年以上前からある日本古来のものです。
この腱引きの技を現代の視点で研究し体系化したものが「筋整流法」です。
*活法:元々は戦国時代に戦場において傷ついた兵士を素早く回復させる手わざの事
人には600以上の筋肉があり筋肉と骨の間は腱でつながっていますが、筋肉や腱は運動・生活習慣・外からの衝撃などで定位置から外れたりねじれたりします。
定位置にいない筋肉は骨を引っ張ることになって関節に負担をかけ全身の骨格の歪みや故障の原因となります。
レントゲンを撮っても写るのは骨格だけで筋肉や腱のねじれは写りません。
骨ではなく筋肉や腱を定位置に戻すべく、直接アプローチするのが腱引きです。
腱でつながる骨格
骨だけでは自分自身を支えることができず腱と筋肉が全ての骨格を支え身体を動かしています。腱引きで体が動かしやすくなるのは関節周囲の腱を調整するためです。
腱を正しい位置に
腱が間違った位置にずれると筋肉が遠回りして骨を引っ張り関節が動かしにくくなります。腱を正しい位置に戻すことで痛み・可動域・血流が良くなります。
原因はレントゲンには写らない
西洋医学では「レントゲンを撮って骨に問題がなければ治るまで安静にしましょう」となりますが腱引きはレントゲンに写らない腱の状態を把握し的確に調整してゆきます。
マッサージとの違い
一般的にマッサージは筋肉を揉みほぐしますが腱引きは揉みほぐしません。腱を指先で引っ掛けて弾き、さすりにて刺激を与えて正しい位置に戻します。
このような症状に効果を上げています
・全身(体がこわばり、あちこちが痛い)
・頭痛、眼精疲労
・首痛、首こり、寝違え
・肩痛、ひどい肩こり、五十肩
・ばね指
・ぎっくり腰
・腰痛、背中痛
・坐骨神経痛
・股関節痛
・ひざ痛、ふくらはぎ痛
・捻挫